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心身の不調からID学園高校に転入。新しい環境で「小学校の先生になりたい」という夢もできた

心身の不調からID学園高校に転入。新しい環境で「小学校の先生になりたい」という夢もできた

ID学園高等学校 3年生
赤羽柚香

人間関係のもつれから学校に居場所がなくなり、心身が不安定に

私は中学受験をして国立の中高一貫校に入学しました。中高の6年間で大学のように研究テーマを決めて卒業時に論文を書くユニークな学校で、2年ずつ区切って学びを深める仕組みがあり、論文を完成させるのが楽しみで、最初の2年間はとても楽しかったです。
ところが、中学3年になってからは、楽しかった学校へ行くのが辛くなってしまいました。クラス替えで仲の良かった友達全員と別のクラスになり、新しくクラスメイトになった子たちとは性格や考え方が合いませんでした。私は計画的に物事を進めたいタイプで、文化祭の準備などでふざけている子がいたら、スケジュール通りに終わるのか心配になって声を掛けてしまいます。でも、クラスメイトには「楽しくやりたい」という子が多く、考え方の違いから衝突するようになりました。
中学3年のとき、委員長を務めていた委員会で、役割を果たそうとしない子に対してモヤモヤがたまり、言い合いになることもありました。
そのたびに「自分ばかり頑張っているのでは」と感じるようになり、気持ちが次第に追い詰められていきました。
さらに、相手にとってはおふざけのつもりの「いじり」も、自分にとってはストレスで、少しずつ学校に居場所がなくなっていくような感覚に陥りました。

中学3年の秋頃には朝はなかなか起きられなくなり、保健室へ行く回数が増加しました。とはいえ学校や先生が嫌いになったわけではありません。委員会活動に参加するには授業を受ける必要があったため、学校は休まず、授業も受け続けました。
しかし、無理をしていれば心身の不調となってあらわれます。中学卒業を控えた3月には激しいめまいと動悸におそわれ、とうとう学校で倒れてしまいました。
しばらくは保健室登校を続けていましたが、高校生になると保健室の使用ルールが少し厳しくなりました。保健室の利用は1日1時間までとなり、1時間を超える場合は早退しなければならなくなったのです。
当時は家族にも素直に相談できず、家にも教室にも居づらい上に保健室まで追い出されたように感じて「いよいよ居場所がなくなった」と思いました。
唯一の救いは、担任の先生が理解を示してくれたことでした。先生が担当する英語科の教室や図書室に居られるように便宜を図ってくれたおかげで、学校に通い続けることができました。

担任の先生のサポートを受けて2年にも進級できることになりました。しかし、このまま2年生になっても勉強に付いていけないことは明白で、自分から留年すると宣言し、もう一度高校1年生をやり直すことにしました。
中間一貫校だったので新1年生にも知り合いがいて人間関係は上手くいっていました。ところが、上手くいっている時に限ってまたも体調が悪化。めまいや動機から卒倒してしまう発作が起き、学校側から発作への対処法として通学時間の制限を打診されました。学校側からすれば、例えば休み時間中に私が発作を起こして倒れてしまうとどこで倒れたか分からず、発見が遅れると最悪の事態になりかねない、と考えたのだと思います。そこで通学時間を制限されたのですが、そうなると今度は単位が足りず進級できなくなってしまいました。

人間関係のもつれから学校に居場所がなくなり、心身が不安定に

通学できる通信制高校があると知り、ID学園高校に転入

転機が訪れたのは、中学1~2年の時に仲の良かった友達から「通学できる通信制高校がある」と聞いてからです。コロナ禍にオンライン学習を経験していたこともあって通信制高校にはオンラインの学校というイメージしかなく、「通学できるなら行きたい」と思いました。
友達との会話で知ったID学園高等学校(以下、ID学園高校)について早速調べ、個別相談会を予約。そこで先生から「通学できる」「授業動画は後から見返せるから急に登校できなくなっても安心」「前の学校の卒業研究のような探求学習がある」と説明を受け、転入を即決。できれば高校生のうちに留学したいと考えていたのでグローバルコースに入りました。

実際に入学してみると、キャンパスには人が多く、みんなフレンドリーでとても過ごしやすい環境でした。やさしい子ばかりで、私のように何かしらの事情を抱えている子もいるため保健室登校や留年したことを伝えても大げさな反応をすることはありません。もちろん、いじりもありません。
先生たちのサポートも手厚く、生徒の体調に関する理解も深いです。私も先生との面談を通して改めて自分と向き合うきっかけを得られました。

留学を希望してグローバルコースを選んだものの、留学中に発作が起きると親が迎えに来なければならない。でも、海外にはすぐに来られない。そこで「どういう時に発作が起きるのか」を記録し、整理していきました。
以前は何の前触れもなく突然倒れてしまうこともあり、最初は向き合うのが辛かったですが、親や先生にいつまでも頼ることはできないし自分で何とかしなければならないと考えて実行。発作について整理する過程で「自分の嫌なこと」や「卒倒する予兆」なども理解でき、ある程度コントロールできるようになりました。
ただ、体調的に留学はやはり難しいと分かり、起業・ビジネスコースを経て今は総合進学コースに通っています。

通学できる通信制高校があると知り、ID学園高校に転入

将来は子どもの心理に精通した小学校の先生になりたい

ID学園高校は私に自分を整えるきっかけをくれました。体調や考えを理解してくれる人がいて、自分と向き合う時間もある。だから次のステップへのエネルギーを溜めることができるし、何事にも前向きに取り組めるようになる。それが通信制高校の良いところです。

今の目標は国公立大学の教育学部に進学することです。大学で教育と心理学を学び、子どもの心理に精通した小学校の先生になりたいと考えています。
総合型選抜で受験する予定なのでID学園高校の探究活動や地域の子どもたちと過ごすボランティア活動に力を入れており、探求活動では英語の学習方法を自分なりに分析して実際に授業も行いました。

学校に居場所がなくなり、心と身体に不調をきたし、嫌なこともいろいろ経験してきました。それでも、ID学園高校に来て自分と向き合うことができて良かったと感じていますし、ここで得た学びや自己理解を将来につなげていきたいです。

将来は子どもの心理に精通した小学校の先生になりたい

取材日:2025年4月

本記事内で話されていることは、個人の体験や感じ方によるものです。現在の学校のカリキュラムや学習の進め方とは異なる場合があります。

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