プレマシードが運営するメディアの一つに、『Go通信制高校』があります。
同メディア内「悩みや疑問」「通信制高校からのメッセージ」のメニューでは、中高生のやりたいことを叶えるため、また保護者の悩みを解決するためのアドバイスとして、専門家である通信制高校関係者の方々に監修していただいた記事を掲載しています。
この度、記事を監修した専門家の人数が50名を突破しました。(2024年12月2日時点、監修者数52名、監修記事数149本)
なぜ、私たちが専門家の声を届けるのか。取り組みへの思いを代表の岩田が語ります。
リアルでフラットな情報が、新しい気付きやきっかけを生む
なぜ専門家の声を届けるのか。 それは、通信制高校の入学者が増えているにもかかわらず、ネット上にはあおりに近いメッセージも多く、事実とは異なる印象を抱いてしまう可能性があるからです。
通信制高校を取り巻く現況を変えるには、正確な情報を数多く発信し、世の中の関心事をつくることが重要です。そこで、専門家によるリアルでフラットな情報を届けています。
読んだ方に新しい気付きやきっかけを生み、生徒一人一人の希望や悩みに沿って最適な通信制高校とマッチングさせる。『Go通信制高校』では、そんな機会を提供しています。
緊急性の高いニーズへも対応すべき、していかなければいけない
「専門家から話を聞き、通信制高校や不登校に関する取扱説明書、手順書をつくろう」と考えたのは、私が新型コロナウイルスに罹患したことがきかっけでした。
土曜に体調が悪化したのですが、休日のため開いている病院が無く、区役所のホームページを見ても「週明け対応」としか書かれていません。それでは困ってしまいますので、さらに調べて民間で対応してくれる病院を見つけました。
しかし、新型コロナウイルスの疑いがあるため電車やタクシーは使えません。なんとか自力で車を運転して病院に行きましたが、その後も食事はどうするか、スーパーには行けないからUber Eatsで頼もうなど、自分で1つひとつ解決していくのが非常に面倒でした。 解決方法だけを知りたいのに不要な情報が多すぎる、専門家の解説も素人には難しすぎると感じたのです。
この経験をした後、「同じようなことは、通信制高校を探す時にも当てはまるのではないだろうか」と考えました。
全日制高校を不登校になり、夏の三者面談で「出席日数が足りないから進級できない」と告げられ通信制高校を選ぶという生徒は少なくありません。 しかし、これまで通信制高校に関する情報を一切取得してこなかった人にとって、通信制高校の仕組みは複雑に映ることでしょう。不要な情報があふれていたり、解説も難しくて理解できないという状況で、急いで転校先を決めなければいけないというのは酷な話ではないでしょうか。
そこで、信頼できる専門家が解説した通信制高校や不登校の取説、手順書をつくろうと考え、2022年に『Go通信制高校』を大幅にリニューアルし、監修記事の掲載を始めました。 『Go通信制高校』では、これまで通信制高校に触れてこなかった人にも分かるように情報を伝えています。
▼監修記事 例
専門家コメント
通信制高校入学前の生徒・保護者を取り巻く状況に感じる課題や、プレマシードの取り組みについて、通信制高校関係者の方々にコメントをいただきました。
代々木グローバル高等学院 理事長 鶴巻 智子さん
通信制高校の3年間は、時間の使い方がとても自由です。なんとなく過ごすことができてしまうからこそ、卒業資格を取得するためだけの期間にならないよう目的を定めることがとても大切です。卒業後を見据えどんな3年間にしたいのかを考える、学校選びは本来その先にあるものなのではないでしょうか。やりたいことや目標から学校を選ぶという考えに気が付くきっかけとして、私たちの意見を届けることができれば幸いです。
ルネサンス高校グループ 保健体育科教諭 勝又 翼さん
業界の発展と共に、通信制高校が提供するサポートは手厚くなり、その種類も多岐にわたります。生徒一人ひとりにカスタマイズされた教育が受けられる一方、生徒や保護者にとってはその仕組みが複雑であるのが課題です。生徒本人に合わない学校、不要なサポートを選んでしまう状況も生まれてしまっています。通信制高校への進学を考える生徒や保護者が、受けられるサポート内容を十分に理解した上で学校選びができるよう、専門家の意見は重要であると考えています。
学校法人三幸学園 飛鳥未来高等学校 横浜関内キャンパス キャンパス長 佐々木 康人さん
メディアでは、往々にして通信制高校のネガティブな側面が取り上げられます。しかし、それが通信制高校の全てではありません。「苦労した中学生活だった分、高校はしっかり通いたい」そんな気持ちで、多くの生徒が進路決定をして卒業していきます。この現場の様子を、専門家の意見として届けることで、不登校になってしまっても、全日制高校に通えなくても安心できる場所があるということを伝えていきたいです。
鹿島学園高等学校 川崎キャンパス キャンパス長 国語科教論 熊崎 沙彩さん
通信制高校が提供するサポートは、学校によって方針が様々であり、かつ現場の職員が生徒一人ひとりの状況を見て対応するものであるため、一律に言語化することが難しいです。断片的な情報や広告宣伝によるイメージを全てだと思い込んでしまう方が多く見受けられますが、実際に学校へ足を運び、日々接する職員と話をして自分に合いそうかどうかを判断することが重要です。現在、ネット上にはさまざまな情報があふれていますが、これから学校を探す人が学校を選ぶための糸口になるような情報発信を期待しています。
学校法人郁文館夢学園 ID学園高等学校 横浜キャンパス キャンパス長 保健体育科教諭 松井 直哉さん
ID学園高等学校では、通信型オンライン学習コースの生徒はもちろん、通学型コースの生徒へのサポートも力をいれております。それは、卒業後を見据えて生徒が抱えている問題の本質に向き合い、社会に出たときに活躍できる人材を育てることが学校の役割だと考えているからです。こうしたサポートの根底にある考えを知ることも、学校を選ぶ際に重要な視点となるのではないでしょうか。専門家のさまざまな意見を知ることができるメディアは、世の中からの需要も高いのではないかと思います。
緊急時に解決方法だけを知りたい、そんなニーズにも応えるべく、プレマシードでは信頼のおける専門家に監修していただいた記事を作成しております。
記事を読んだことが、抱えている悩みや疑問を解決する糸口になれば幸いです。
掲載日:2024年12月
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