2025年2月某日、プレマシードが実施した「通信制高校に関するイメージ調査2」(※1)について、現在通信制高校に通うインターンによるレビュー会を開催しました。
世間が抱くイメージに対して現役高校生はどのような感想を持つのでしょうか。
「知り合いに通信制高校に通っている・通っていた方がいるか」について

藤原 通信制高校の生徒数は増え続け、2024年度は過去最多を更新しました。(※2)これを裏付けるように、「知り合いに通信制高校に通っている・通っていた方がいるか」という質問に対して、子世代(10代)の4割が「いる」と答えてくれています。一方、親世代は2割以下で世代間のギャップが目立つ結果になりました。
白根 私たちの友達は「いる」と答えるだろうし、10代は通信制高校に通っている友達が身近にいるよね。
徳永 私はオープンキャンパスのスタッフをしているけど、中学3年生の参加者が増えているなって感じる。
藤田 私の学校も代々木キャンパスの人数がすごく増えたよ。数年前は1学年30人くらいしかいなかったけど、今は100人弱くらい。でも、地元の友達に目を向けると、そこまで増えた実感はないかも。
下田 私たちの体感よりも、統計データの方が「通信制高校の在校生・卒業生が増えている」とはっきり分かるね。
みんな 目に見えて、人数が増えていることが分かるのは嬉しいよね!
「通信制高校のイメージ」について

藤原 通信制高校のイメージを聞くと、子世代(10代)の6割が「良いイメージ計(良いイメージ+やや良いイメージ)」と回答してくれました。一方、親世代の良いイメージ計は4割程度で、この設問でも世代間のギャップが浮き彫りになりました。
藤田 良いイメージを持っている10代が多いのは、意外だけど嬉しい!私は通信制高校に通っていることを伝えていない地元の友達もいるし、もっと悪いイメージを持たれているかと思ってた。
白根 バイト先で「通信制高校ってどんな高校?」って聞かれることが多いけど、同世代はちゃんと説明すれば理解してくれるよ!だから、イメージはそこまで悪くないと思ってた。でも、世代が上の人からは「卒業してから就職できるの?」とか「全日制じゃなくて通信制高校で楽しいの?」って言われたりする。
徳永 私もバイトの面接で「なんで通信制高校に入学したの?」って聞かれたことあるよ。「あまり学校に行ってないんだよね? それでちゃんと働ける?」みたいな質問もされた。だけど、「今は週3コースにしっかり通ってるから大丈夫です!」って答えたら納得してもらえた。
徳永 10代のイメージが良いのって、芸能活動をしている人が通っている影響も大きいかも。例えばルネサンス高等学校のHinataさんとか、渋女(渋谷女子インターナショナルスクール)のTikTok部とか、楽しそうな姿がSNSで発信されていると悪いイメージになりにくいんじゃないかな。
下田 確かに、通信制高校のイメージって実際に通っている人たちが作ってる部分があるよね。10代はSNSで情報を得ているから良いイメージになりやすい気がする。でも、親がSNSの情報を知るのは子どもから話を聞く形で、自分でその情報にアクセスするわけじゃない。「通信制高校にはこんな子もいるんだ」って自分で知る機会が少ないから、昔のステレオタイプなイメージを引きずっているのかも。
坂口 「通信制高校は学力や素行に問題がある人が通う学校」という昔のイメージが根強いんじゃないかな。全日制高校とは試験内容も違うし、身近に通っている人がいなかったらイメージはなかなか変らないかもしれないね。
下田 そう考えると、親世代の4割が「通信制高校は良いイメージ」って答えてるのも意外だね。もっと低くてもおかしくない。この調査が「子どものいる親」が対象だからこその割合なのかも。子どもがいない世代・世帯まで含めたら、もっと悪いイメージが多いのかもしれない。
みんな 確かに、それはありそうだね。
番外編1. 親や親戚に話したとき、どんな反応だった?
藤原 みんなが「通信制高校に行く」って言った時、家族や親戚の人たちはどんな反応だったの?反対されたりした?
白根 今は応援してくれているけど、私の母親は最初反対してた。一緒にオープンキャンパスに行ったら、「学校によってコースや通学日数がこんなに違うの?」って驚いていて、最後まで登校日数や勉強、就職のことをずっと心配してた。
坂口 私は逆に最初から応援してくれた。 祖母が、小学生の頃から「高校に行くなら通信制高校って選択肢もあるよ」って言ってくれていたし、否定的なことを言われたことはないな。
藤田 私の周りは、「通信制高校ってどんな学校なの? 高卒資格は取れるの?」って興味津々だった。
番外編2. 通信制高校に通っていることを話すのって、正直どう?
藤原 いまの藤田さんの話みたいに、通信制高校に通っていることを他の人に話すのは、みんなとしてはどうなの?話したいのか、できれば話したくないのか。
下田 聞かれるのは構わないけど、通信制高校はとにかく説明するのが難しい。学校によってもコースによってもシステムが違うから、例えば、スクーリングについて説明する時も「私の学校の、私が通っているコースでは…」みたいにどうしても細かくなってしまう。
徳永 自分からは話さないけど、他人が「どんな学校?」って興味を持ってくれるのは嬉しい! プレマシードでインターンシップもしてるから、通信制高校のことを聞かれたらできるだけ正確に答えようと思ってる。
藤田 私も同じ! 「通信制高校っていいね」って少しでも思ってもらえるようにわかりやすく説明するようにしてる。
坂口 親しくない人にいきなり聞かれたら、私は困っちゃう。通信制高校に入った経緯を一言で伝えるのは難しいし、学校について詳しく説明するのも難しいかも。
まとめ
通信制高校に関する世間のイメージについて、現役高校生の感想をまとめるとこんな感じでした!
- ・友達やインフルエンサーの影響で、10代は親世代よりも通信制高校が身近で、良いイメージを持ちやすい。
- ・一方、親世代は昔のイメージを引きずっていて、良くない印象が強いのかもしれない。
- ・通信制高校の仕組みや通っている理由を話すのは難しいけど、興味を持ってもらえるのは嬉しい。
全世代で見ると、通信制高校のイメージはまだそこまで良くありません。
昔から根強く残るイメージを変えるには、通信制高校のポジティブな側面を知ってもらう必要があるのでしょう。
次回の記事では、通信制高校のポジティブな面を掘り下げ、通信制高校について良いイメージを持ってもらうためにはどうすればよいかを考えます。インターンが、自由な学び方の魅力や自分らしく成長できる環境について、自身の経験談を交えてお伝えします。
通信制高校ならではの充実した学校生活や進路の可能性について、リアルな声をお届けします!
取材日:2025年2月
※1)調査結果は、小数点第二位を切り捨てた数値で表示しています。(調査期間 2025年1月24日~28日)
※2)文部科学省「学校基本調査 令和6年度」(「政府統計の総合窓口(e-stat)」)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00400001&tstat=000001011528本記事内で話されていることは、個人の体験や感じ方によるものです。現在の学校のカリキュラムや学習の進め方とは異なる場合があります。
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