プレマシード
MENU
  • TOP
  • SOLUTION
  • 我慢せず、辛いと吐露しても良い。ID学園の先生がそう気付かせてくれた
  • #10代の声
  • #学び
  • #悩み
  • #インタビュー
我慢せず、辛いと吐露しても良い。ID学園の先生がそう気付かせてくれた

我慢せず、辛いと吐露しても良い。ID学園の先生がそう気付かせてくれた

ID学園高等学校 オンライン学習コース 2年生
塩澤あいり

教室に入れなくなり、過呼吸に。適応障害と診断される

私は中学卒業後に私立の全日制高校に入学しました。すると、高校生活が始まって間もなくクラスの女子生徒たちから無視されるようになりました。入学して早々に教室内での居場所がなくなったことで徐々に体調が悪化。いつも体がだるく倦怠感に襲われていましたが、「他の人は登校しているんだから、私も学校に行かなきゃいけない」という気持ちから、学校を休もうとは一度も思わず通学を続けました。しかし、心も体も限界だったのか、教室に入ろうとすると過呼吸になって倒れたことが何度かありました。
そして、スクールカウンセラーと保健室の先生に相談し、6月から保健室登校をすることにしました。せっかく高校生になったのに、どうしてこんなことになったのか分かりませんでした。

両親が保健室登校のことを知ったのは、夏休み前に行われた三者面談の時です。担任の先生から話を聞いた両親は心配してすぐに病院へ行き、そこで適応障害と診断されました。適応障害の症状は体のだるさや過呼吸など鬱病に近いもので、医師から適応障害の説明を受けたときは自分の症状にぴったり当てはまるので抵抗なく受け入れることができました。

夏休みが明けてからはメンタルクリニックに通いながら通学を続けました。学校にも保健室にも入れる、だけど教室だけは依然として入れない。特定の人に会うと体が動かなくなってしまう。そのせいで単位の修得が難しく、休学して1年生からやり直すか、それとも通信制高校に転入するかの二択を迫られました。
中学時代に不登校の生徒が数人いて、その子たちが通信制高校に進学していたので、通信制高校には「学校に行きづらい子が行く学校」というイメージがありましたが、今は私も同じです。そこで通信制高校について調べ、知らない人との宿泊に抵抗があったため宿泊型スクーリングがない学校・コースを重視して探しました。最終的にはオンライン説明会にも参加し、先生が優しく、家から通える距離でスクーリングが実施されていたID学園高等学校(以下、ID学園高校)への転入を決めました。

教室に入れなくなり、過呼吸に。適応障害と診断される

普段は家で勉強。一番の思い出は、熱海に行った特別活動

高校1年の11月からオンライン学習コースに在籍し、現在は家で自学自習をしています。
基本的な1日のスケジュールは、9時に起きて朝食をとり、12時まではレポート。自分で昼食を作り、16時までまた勉強します。その後は家族全員分の夕食作りです。夕食後は映画を見たり、お菓子を作ったり、好きなことをしながら自由に過ごしています。
勉強で分からないことがあればチャットで先生に質問できますし、一人の方が学校よりも集中できるので、私にはこの勉強法が向いています。

オンライン学習コースでは、夏と冬にスクーリングがあります。4日連続の通学タイプで、参加人数は5~8人ほどです。スクーリングのうち1日は特別活動に充てられており、特に熱海に行ったことが一番の思い出です。
9時に熱海駅へ集合し、路線バスで移動しながら来宮神社と伊豆山神社を巡り、走り湯へ。その後、商店街を歩いて熱海サンビーチに行きました。私が住んでいる地域は周辺が山ばかりなので、神社の階段を下りながら海一面の景色が見えたときは感動しました。

他にもスクーリングの特別活動では三島大社に行ったり、ボードゲーム交流会をしたり、毎回先生たちが趣向を凝らした活動を用意してくれています。

普段は家で勉強。一番の思い出は、熱海に行った特別活動

肯定してくれるから素直になれる。ID学園高校で気持ちが楽になった

ID学園高校に来るまで、私は嫌なことを「嫌だ」と言えませんでした。全日制高校に通い続けて過呼吸を起こしたのも「学校に行きたくない」と言えず、「みんなは学校に通っているのだから自分だけ休めない」と思っていたからです。
でも、ID学園高校の先生はこちらが望む距離感で接してくれ、私が言葉にできない思いをくみ、「嫌だ」と思っている私の思いも肯定してくれます。先生たちが私を受け入れてくれるので、「つらいのなら一つの場所にこだわらず逃げても良いんだ」「自分の気持ちを素直に話しても良いんだ」と思えるようになりました。

以前、スクーリング中に教室に入れなくなった時がありました。入ろうと思っても、どうしても体が動かない。全日制高校で起きたことが、通信制高校のスクーリング中に起きたのです。その時、ID学園高校の先生は「外を散歩しよう」と言ってくれ、一緒に周囲を歩きながら私の話を聞いてくれました。先生の気遣いがとても嬉しく、話を聞いてもらってリラックスできたことで教室に入ることができました。
優しい先生たちのおかげで気持ちが楽になったのか転入後は体調も良くなり、適応障害の症状も改善しています。

卒業後は大学に進学し、教育や心理学を学びたいと思っています。ID学園高校で良い先生たちに出会い、私も教員やスクールカウンセラーになって同じように生徒を助けたいと考えるようになったからです。
通信制高校に通っているので、通信制の大学も視野に入れていますが、教員免許などを取るなら通学タイプの大学の方が良い気もするし、進学先はまだ迷っています。
大学で通学する場合に備え、まずはオンライン学習コースから週3日通学コースに変更し、ゆくゆくは週5日に通学日数を増やすことも検討中です。自分の将来を見据え、少しずつ可能性を広げていけるのもID学園高校の良いところだと思います。

取材日:2025年2月

本記事内で話されていることは、個人の体験や感じ方によるものです。現在の学校のカリキュラムや学習の進め方とは異なる場合があります。

メディア紹介

オフィシャルサイト

10代の若者の学びへの価値観や彼らが抱える悩みへの認識には世間との大きなギャップがあります。この問題を解決に導くため、みんなでもっと自由に語りあえるようになれば今よりもちょっとだけ良い世の中になる気がする、そんな思いでさまざまな立場からのリアルな声を届けていきます。

プレマシードについて

Go通信制高校

多様な角度から通信制高校やサポート校、技能連携校、高等専修学校を紹介するポータルサイトです。偏差値や知名度など単なるスペックの比較ではなく、10代の悩みややりたいことは個性としてとらえ、それを解決する学校の個性とのマッチングを目指します。

Details
  • ABOUT
  • SERVICE
  • MEMBER
  • SOLUTION
  • RECRUIT
  • CONTACT
  • NEWS
  • ABOUT
  • SERVICE
  • MEMBER
  • SOLUTION
  • RECRUIT
  • NEWS
CONTACT インターン
募集
  • サイトマップ
  • サイトポリシー
  • プライバシーポリシー
  • 取引先一覧
プレマシード

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2丁目18-19
the Folks 3B/3F
TEL:03-6823-5895

©2022 PrmaCeed Co.,Ltd.