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統合失調症と不登校を克服し、S高で夢に向かって歩み始める

統合失調症と不登校を克服し、S高で夢に向かって歩み始める

S高等学校 ネットコース 1年生
福山晃太郎

幻聴が酷くなり、中2の冬に統合失調症と診断。その後、不登校に

私は公立の小中一貫校に通っていて、中学1年までは何事もなく学校生活を楽しんでいました。しかし、中学2年になってから朝起きようとしても体を思うように動かせず、なかなかベッドから立ち上がれない状態になってしまいました。
学校に行きたいのに、体がうまく動かないせいで行けない。悔しさが募り、どうしてなのかと想像力を働かせるうちに妄想が広がっていき、次第に幻聴まで聞こえるようになりました。幻聴は「知らない声が四方八方から聞こえてくる」というもので、日常生活にも支障をきたし、学校を休みがちになりました。
中学2年の冬に校長先生から精神科の受診を勧められて病院に行った結果、統合失調症と診断されました。ただ、症状が当てはまっていたために精神疾患だと言われても、そこまで驚かず、淡々と受け入れました。

中学3年に進級してからはほとんど学校に行けませんでしたが、通信制高校には「ドロップアウトした生徒が行く学校」というイメージがあり、全日制高校への進学を決意。その後、専願で私立の男子校に入学しました。
ただ、環境が変わっても体調は変わらず、朝は起きられないし幻聴もひどい。高校で何かあったわけでもないのに、6月以降はまた学校に通えなくなりました。中学生の頃から両親には相談していましたが、学校に行けるか行けないか微妙だった時期は両親も相当心配したらしく、学校に到着するまで父親が後ろをついてきていたそうです。
その後、半年ほど休学して復学。それでも登校するのは難しく、出席日数不足で2年に進級できないため担任の先生から通信制高校への転校を勧められました。

通信制高校にネガティブなイメージはあったものの、高校に通学できなかったことで「このまま全日制高校に在籍し続けても仕方ない。もう一度高校1年生をやり直すなら、通信制高校の方が良いかもしれない」と考え直し、S高等学校(以下、S高)に入りました。担任の先生からはN高とS高を紹介されましたが、N高は本校が沖縄県の伊計島にあり、S高の本校は茨城県つくば市です。2年次には本校スクーリングがあるため、本校が家から近いS高を選びました。

幻聴が酷くなり、中2の冬に統合失調症と診断。その後、不登校に

通学のプレッシャーから解放され、規則正しい生活を送れるように

S高に入学してから、すぐに変わったことが2つありました。1つ目は、学校に行けないことへの心理的負担が軽減したこと。2つ目は、規則正しい生活を送れるようになったことです。
全日制高校に通っていた頃は、学校に行けない時も「クラスメイトと同じように学校に行って勉強しなければ」というプレッシャーと自責の念を感じていました。しかし、S高ではネットコースに入ったため、そもそも通学しなくても良い。「通学しない」という状態は同じでも、「できない」のと「しなくて良い」の差はとても大きく、それまで感じていたプレッシャーから解放されました。
そして、S高に入る前は基本的に毎日寝てばかりでしたが、心理的負担が軽減されたおかげか少しずつ起床できるようになり、今では正午には起きて毎日2~3時間は授業動画を視聴してレポートを解いています。勉強後はボーカロイドの作曲をしたり、散歩をしたり、好きなことをしながら過ごして20時頃に家族と夕食をとります。統合失調症の薬はまだ服用していますが、幻聴などの症状も改善してきました。

逆に、通信制高校で最も苦労したのはスクーリング(対面授業)です。通信制高校はスクーリングに参加しなければ単位をもらえず、卒業できません。私は都内に住んでいるので1年次は所沢のサクラタウンで授業を受けなければならず、正午になんとか起きている私にとって「朝から所沢に行く」ことは本当に大変でした。
スクーリングに参加しなければ卒業できないと自分を奮い立たせてどうにか起床。普段、人と接する機会が少ないため、行く前はすごく緊張していましたが、打ち解け合える友達もでき、スクーリングを無事に終えられたときはホッとしました。

通学のプレッシャーから解放され、規則正しい生活を送れるように

文化祭の実行委員など新しいことにも挑戦中。夢は起業すること

心理的負担がなくなって規則正しい生活を送れるようになり、学校のイベントや実行委員会にも参加できるようになりました。中でも一番楽しいのは、N高グループ全体の文化祭である『磁石祭』の実行委員会です。私は広報班としてXの公式アカウントを運用しており、自分の文章で多くの人を巻き込める点に魅力を感じています。
当初、親から「磁石祭の実行委員をやってみたら?」と言われたときは「絶対嫌だ」と拒絶していましたが、スクーリングやイベントなどで徐々に人と話すようになり、今では実行委員の活動を積極的に行うようになりました。こうした変化が私自身の成長だと思いますし、S高に入学させてくれた両親にはとても感謝しています。また、S高に入ってさまざまなことが好転したおかげで、両親も安心してくれたように感じます。

将来の夢は音楽関係の会社を起業することです。そのために部活動の『起業部』で会社づくりや著作権について学び、知り合いとコンピレーションアルバムの制作に挑んでいます。作曲家になりたいという夢もあり、こちらもボカロPとしてYouTubeに動画を投稿しています。 今はS高で将来の夢に向かって一歩ずつ進んでいるところです。卒業後も起業についてより深く学ぶため、大学に進学して商学部や経営学部で勉強したいです。

文化祭の実行委員など新しいことにも挑戦中。夢は起業すること

取材日:2025年2月

本記事内で話されていることは、個人の体験や感じ方によるものです。現在の学校のカリキュラムや学習の進め方とは異なる場合があります。

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