小林 プレマシードが掲げるVISION、MISSION、VALUE(以下、VMV)について、代表の岩田さんに詳しく語ってもらいます。まず、いまのVMVを制定したのはいつ頃ですか?
岩田 教育メディア事業に特化することを決めた2022年です。VMVは「会社として目指すこと」や「そのための行動指針」になるため、事業に合わせて変えました。
小林 VISION、すなわちプレマシードが目指す世の中は「若者の未来を照らし、笑顔あふれる世の中にする」というものです。ここにはどんな想いを込めたんですか?
岩田 2020年にコロナ禍となり、学校ではオンライン学習、会社ではリモートワークが導入されたよね。その結果、学生も社会人もコミュニケーションの在り方が変わり、新しいコミュニケーションの仕方を模索する中で満足のいくコミュニケーションを図ることが難しくなりました。特に学校では不登校になる生徒が増えてしまった。2022年頃になるとコロナ禍は収束していたけど、世間的に明るいニュースも少ない印象があり、「10代を中心とした若者がもう一度元気になれば社会全体が自然と明るくなっていくのかな」と思ったんです。そこで、「笑顔があふれる世の中になれば良いな」という想いを込めました。

小林 若者を元気にするための方法が「未来を照らす」なんですね。でも、「照らす」って具体的にどういうことですか?
岩田 プレマシードは教育メディアを運営している会社であって、教育そのものを提供しているわけじゃない。でも、メディアの運営者だからできることがあって、それは多様な選択肢を提示すること。メディアとして「こんな選択肢もあるよ」と提示し、10代を中心とした若者がより多くの選択肢を知ることで自分の可能性を広げ、未来に希望をもってほしいと思っています。
小林 そう考えると、選択肢の提示って可能性の提示でもあるんですね。岩田さんがそんな風に考えるようになったきっかけはあるんですか?
岩田 コロナ禍が収束した頃に取材や撮影でいくつもの通信制高校を巡っていたんだけど、その中に発達特性の強い生徒を積極的に受け入れている学校があったんです。生徒たちは何かしらのハンディキャップを抱えているんだけど、みんな明るく元気に笑っている。しかも、卒業後はしっかり就職や進学を実現している。話を聞くと「自分に合った学校で、好きなことを学べているから」と教えてくれました。その時、こんなに笑顔になれるなら通信制高校を広く知ってもらうことも10代の選択肢を増やすことにつながるかもしれないと思ったんです。
小林 確かに、プレマシードに来ているインターンの中にも不登校や体調不良になっても通信制高校で前向きになっていろいろなことにチャレンジしている学生がいます。それも、通信制高校という選択肢を知ったから変われたということですよね。

プレマシードインターンの様子
岩田 日本では高校を卒業する18歳、大学を卒業する22歳で急に社会に放り出されるけど、それまでに何を学び、どんな選択するかによって将来が大きく変わるよね。そんな中で、例えば不登校になっても通信制高校に入学して好きなことを学んだり、得意なことを伸ばしていけば可能性は狭まるどころか広がっていく。だからこそ、10代の子に通信制高校という選択肢があることを知ってほしい。
小林 後段の「笑顔あふれる世の中」というのは、文字通りたくさんの笑顔が見られる世の中にしよう、という意味ですか?
岩田 うん。みんなが少しずつでも「良い世の中にしよう」と思って何かに取り組めば、未来はきっと明るくなると思う。
小林 インターンの学生たちもみんな笑顔ですよね。みんなが楽しそうに活動しているのをみると本当にうれしいです。
岩田 インターンの子たちも不登校の経験があったり、何かしらのハンディキャップを抱えていたり、いろいろな子がいるけど、みんな自己肯定感が高くてポジティブだよね。一人ひとりのポジティブな行動が活力のある豊かな社会形成につながるんじゃないかな。

取材日:2025年6月
メディア紹介
オフィシャルサイト
10代の若者の学びへの価値観や彼らが抱える悩みへの認識には世間との大きなギャップがあります。この問題を解決に導くため、みんなでもっと自由に語りあえるようになれば今よりもちょっとだけ良い世の中になる気がする、そんな思いでさまざまな立場からのリアルな声を届けていきます。
プレマシードについてGo通信制高校

多様な角度から通信制高校やサポート校、技能連携校、高等専修学校を紹介するポータルサイトです。偏差値や知名度など単なるスペックの比較ではなく、10代の悩みややりたいことは個性としてとらえ、それを解決する学校の個性とのマッチングを目指します。